1/16/2020

若いひとたちに見る希望。

家の前のスノードロップが昨日蕾をつけました。新しい年が始まって最初に顔を出すのが真っ白いスノードロップの花です。




この時期、ナショナルトラストの庭や、大きな個人宅、館でスノードロップ・ウォークが始まるので、毎年楽しみにしています。今年はどこに行きましょう?

そうは言ってもこちらのお天気はまだまだ雨ふりの日や、どよりした曇り空が続いています。散歩で出会う人との会話は「ミゼラブルな天気ばかりですね。」から始まり、「来週はお天気がよくなりますように。」で終わります。

そんなお天気でも毎日の散歩は、犬たちのために欠かせません。たまにお日様が出た時は町に出ます。昨日はマーケットの日。パンを買いに広場に出ました。今日はその時のお話です。

このお店、ゴミがたまっている空き店ではありません。




ウィンズロウは小さな町ですが、その中に2件のチャリティショップがあります。そのひとがホスピスのお店。ここの責任者フロはとてもしっかりした若い女性です。品物の価値もよく知っているので買う方も安心して買えます。(この国ではチャリティショップで働くひとはほとんどがボランティアなので、お店にク付される品物の価値がわからない人が多く、たまに掘り出し物があるかと思えば新品より高い値段がついているものもあります。)いつもモデルがファッションショーからそのままお店に来たような素敵なファッションに身を包み、元気はつらつの彼女は町でも人気者です。


そのフロがお店の前に出されたボードで大宣言をしました。





これからはこのチャリティショップからプラスチックを製品をなくすようにするとのこと。売り物にならないカーテンなどから袋を作り、2ポンド(ドネーション)で提供するそうです。


「フロは2020年はウィンズロウをプラスチックフリーにするよう努力します!」と宣言。




彼女のようにサービス精神旺盛で、品物に対する知識の深い人はどこのお店でも引っ張りだこでしょう。それを信念を持ってチャリティショップで働くフロにこれからの社会を引っ張っていく若者に対する希望が見えます。