12/18/2014

リスのように食べ物を蓄えて......

冬眠に入る動物のように、私もクリスマス前に食べ物を貯蓄する癖があります。昔は日曜はお店はお休みでしたし、クリスマスも25,26日は開いているところが全くなく、たった数日間なのに「必要なものは蓄えておかなくては!」という気分になっていました。

今は日曜でさえ時間は短くではありますがスーパーマーケットさえ営業していますし、クリスマスの日だってインドの人(キリスト教ではないひとたちなど)が経営するコンビニなどはオープンしているところがあります。

それでも私は、昔の「クリスマスホリデー前に食料品を蓄えなくっちゃ」という気持ちが抜けません。毎年23日には大きなスーパーに行って山のように買い物をします。全く、スーパーの「思う壺」そのまま。情けなくなります。でもおいしそうなものがいっぱい棚に並んでいるとついつい手が伸びてしまって。

今日もヴィーガンの冷蔵食料品が届きました。ソーセージ、ミートローフ、ハム、フランクフルト、チーズ......




日本では‘モドキ’というそうですが、大豆などで作られたお肉が沢山あります。人によっては「お肉の触感がいやだからヴィーガンになった」という人もいます。そういう人は肉に似せたヴィーガンフードは食べません。

私は昔はお肉もお魚も食べていました。あの触感は嫌いではありません。ですから「モドキ類大歓迎」。ただ、大豆でできたお肉でも乾燥したものはあまり好きではありません。ですから買ってくるのは冷凍食品。イギリスではヴェジタリアン用のQuorn というメーカーが有名ですが、これはヴェジタリアンではありますが、卵が入っているのでヴィーガンではありません。

我が家でよく使っているのはスーパーのセインズブリーのブランド品の挽肉です。大豆の香りもしませんのでラザニアやコテージパイに入れれば、お肉の挽肉とあまり変わりません。どちらかと言えばヒレ肉を挽肉にした感触です。大豆でできていることさえ気が付かない人も沢山います。



この他、お勧めはリンダ.マッカートニーのソーセージなど(普通のものも美味しいのですが、特にローズマリーの香りのついたものは我が家では人気ものです)。ポール.マッカートニーの前の奥様で亡くなられたリンダさんが作ったメーカーです。ポール.マッカートニーも長い間ヴェジタリアンで、今でもヴェジタリアニズムを奨励する活動を活発に行っています。

クリスマスに近づき、ショッピングに出かけて一番先に目がいくのがやhあり食べ物です。先日ウィンザーにある女王のファームショップに行った時に買ってしまったもの。





左からMiddle Aged Spread(中世スパイスのきいたマスタードのピクルス)、Christmas Mustard, (クリスマスのためのものでマスタードにスグリ、レーズン、オレンジピールなどが入っている)Pickled Walnut(19世紀からクリスマスの食べ物になっているもの。ディケンズ他文学にも顔を出す伝統的なクルミのピクルス) です。

日本のお正月のように、クリスマスを含むお祭りは皆食べ物が中心ですね。一年のうちで一番ウェイストの長さが気になる時期ですが、それは年が明けてから悩むことにしましょう。