12/07/2014

クリスマスプレゼント

11月ごろから商店街は一気に賑やかになってきます。クリスマスショッピングの開始です。ロンドンではリージェント.ストリートやオックスフォード.ストリート、ボンド.ストリート、最近は範囲がぐんと広がってメリルボーン.ハイストリートや変わったところではスピタルフィールド、そうそうウェストフィールドのショッピングセンターも忘れてはいけません。




そういえば子供たちが小さかった頃は、何日もかかってクリスマスプレゼントを買いにおもちゃ屋さんを歩きました。今ではインターネットで買い物をする人も多くなり、ショッピングの方法も随分変わってきました。

そういう我が家のクリスマスプレゼントはどうかと言いますと「物が溢れている世の中だから」と、ここ10年以上は‘紙一枚のプレゼント’がほとんどです。

因みに息子には自分では買えないちょっと高めのコンサートや劇のチケット、お嫁さんにはRoyal Geographical Societyから出版されている同名の雑誌の一年購読、そうそう、今年は引っ越ししましたのでシャワーの頭の部分も特別につけました!

カナダにいる娘には、毎年Hillsideという動物レスキューセンターへのドネーションです。今年は馬のための干し草20束と、ピクシーというレスキューされた犬の手術費の一部です。1995年に設立されたのこの動物レスキューセンターには現在1000エーカーの土地で2000匹の動物たちが飼われています。(犬、猫、馬、豚、ロバ、鶏、あひる、ウサギ、羊.....)


 
 
手の手術が必要なピクシーです。
 
 
 
 
 
先日訪れたバッチセンターのバッチ先生のコンサルティングルームに置かれていたヒルサイドの募金箱です。
 
 
 
 
 
クリスマス、誕生日、結婚記念日などプレゼントを贈る日が年に何度もあります。物は増えるばかりです。いただいてうれしいものももちろん沢山ありますが時には品物の代わりに、お金を必要としているチャリティにドネーションすることは物が溢れすぎてしまうことも防げます。でもなんと言っても気持ちがいいこと。「○○さんへのプレゼント」としてドネーションすれば、贈られた人宛てにチャリティからお礼のカードが送られることもあります。
 
 
ひとりの人が馬一匹の一生をひとりでめんどうをみるのは大変です。そのために里親のシステムがあります。
つまり、一匹の動物のために自分でできる範囲のドネーションするというのが里親のシステム。そういう人が何人も集まれば、その馬はずっと幸せに生きることができます。これもまた楽しいもので、我が家では今まで豚や猿など色々な動物の里親になりました。そうすると時々その動物の成長過程を知らせてくれることもあります。
 
家庭の事情で動物を飼えない子供へのプレゼントに最適と思います。そういう里親はいつでもヒルサイドに行って里親になった動物に会えるのですから。私は、小さいときから子供に動物への愛をおしえることは、その子の人生にとってとても幸せなことで、その子のこれからの人間性そのものに影響していくと信じています。動物を「汚いもの」「危ないもの」とおしえている親を見ると、その子供がとても可哀そうに思えます。
 
クリスマスは、家族、友人だけで楽しむのではなく周りの人たち、動物と歓びをシェアーする時と思います。そうすれば不思議、不思議、その歓びが倍になって戻ってくるのですから。