7/23/2018

夏のプリザーヴのコース

カルチャーツーリズムUKの手配でデンマンカレッジに2泊して夏のプリザーヴのコースに2名のお客様と行ってきました。

プリザーヴとは何?とよく聞かれます。一言で答えるのは難しい言葉です。色々調べると、‛ジャムのようにつぶしたものではなく、果物がそのまま入っているジャム’ ‛砂糖で煮た果物全体’ ‛保存食’・・・・・辞書や参考書にはいろいろな説明。

で、イギリスでは一般にはどういう風に使われている言葉かしかお答えできませんが、要は果物、野菜などで作られた保存食と思っていただければと思います。ジャムも,マーマレードも、ジェリーもカードも、そして時にはチャツネもこの中に入ります。

こちらではジャムとジェリー(果物をこすので透明感がある)とマーマレード(柑橘類の果物で作る)の違いは区別しますが、ジャムとプリザーヴはほとんど同じように使われます。

さて、今回は夏の果物、野菜、ベリーを使ったプリサーヴのクラスでした。


サマーベリーのジャムやジェリーはカラント類(スグリ )、イチゴ、ラズベリー、ブラックベリーなどを使って。













トマトとチリジャムの材料。




今回のレッスンではコーディアルも作りました。



デンマンカレッジでの講師は通常ヴィヴィアン・ロイド女史。イギリスではジャム、マーマレードの世界の大家です。






デンマンカレッジでの泊りのコース(レジデンシャルコース)は2泊3日が基本です。その間、3食付きでオックスフォードに近い小さなマーチャム村にある18世紀に建てられたカレッジでほとんど缶詰め状態で、集中レッスンを受けます。




お天気が良ければ敷地内を散歩。







ティータイムには他のクラスを覗いて。(カリグラフィーの教室)




刺しゅうのクラス








レッスンの最後に皆で記念撮影。




スーツケース一個分くらいのプリザーブができました。

来年日本で行われるマーマレード大会に先駆けて、カルチャーツーリズムUKでは現在ブリティッシュ・プライドと共同で11月に「究極のマーマレードツァー」を企画中です。マーマレードアワードが行われるダルメインでの一日ではジェイン・ハセルーマコッシュ夫人によるトークやデモンストレーション、デンマンカレッジではヴィヴィアン女史によるマーマレードレッスン、食文化の歴史家であり、イギリスの時代もの映画やドラマの食のコンサルタントであるアイヴァン・デイ氏のお宅でのレクチャーなど素晴らしい内容です。そろそろ告知が始まります。乞うご期待!