9/19/2019

ダウントンアビー

映画 ‛ダウントンアビー’を見てきました。本心、あまり期待はしていなかったのですが、見事に外れ! 実によくできていました。




テレビドラマの方は、イギリスはもちろんアメリカ、日本でも大人気でした。1912年から1926年までのヨークシャーにある貴族の館を舞台に繰り広げられるフィクションです。2010年から2015年にかけて総6編で完結しましたが、今度は映画が作られたという訳です。

最初から最後まで見慣れた場所がちょくちょく出てきます。‛ハリーポッター’他時代物のテレビや映画の撮影に使われるレイコックの村は、村全体をナショナルトラストが管理しています。




で、映画はテレビの話の続きで1927年から始まり、時の王ジョージ5世とメアリー女王が(現エリザベス女王の祖父と祖母)ダウントンを訪れるという内容です。「一生に一度の名誉」とその準備に全てをかけようとする使用人と、当日王様一行とやってきたの王室お抱えの使用人との葛藤がクライマックスになります。




そして当時でさえ王制を批判する人も少なからずいたことに注目です。

テレビではそんなに見られなかったジョークも飛び出して最初から最後まで楽しめる映画でした。また今後テレビのシリーズのカムバックはほとんど無いと思われるので、‛ダウントンアビー’の内容を見事に簡潔に持って行った制作者に脱帽です。

ファンの方にはもちろん、テレビドラマを見なかった方にも十分楽しむことができると思います。