9/06/2019

旅行中のヴィーガン食 その3

ランチの後はお菓子です。

まずアフタヌーンティーですが、‛イギリス人は毎日アフタヌーンティーをいただく人たち’と世界中の人が思っているかもしれません。でもそれは間違いで、日本の方々が考えるホテルでの本格的アフタヌーンティーは本当に特別な時だけ。誕生日とか、結婚祝いとか、久しぶりに友人と会ったときなどです。ティーショップでいただく簡単なアフタヌーンティは昼食代わりにいただくこともありますが。

ラッキーなことに私は日本からのお客様がイギリスの本格派伝統的アフタヌーンティを経験したいということで、ご一緒する機会が多くあります。そんな時にも必ず予約時にヴィーガン用のアフタヌーンティを予約しておきます。ロンドンのホテルでは問題ありません。カントリーサイドのホテルもほとんどOKです。それがティーショップとなると話は別で、ヴェジタリアン用は用意することはできてもヴィーガン用アフタヌーンティは無理と言われることが多いのです。その理由はまずサンドイッチのバター、スコーンのクロテッドクリーム、そしてケーキの卵とバターがヴィーガンではないから。

そこで今日は私が経験したヴィーガンアフタヌーンティをいくつか見ていただきましょう。まずエジンバラのバルモラルホテルです。ケーキ類が少なかったのがちょっと不満でしたが(すみません。文句ばかりで。本当はヴィーガンのアフタヌーンティを出してくれるだけでも感謝なんです。)オリジナリティに溢れたアフタヌーンティでした。

他と違うのは、コース料理のように順番に出されるという点。だからと言って、先に出されたものが片付けられるという訳ではありませんし、スコーンも焼き立ての暖かいものが食べられます。アフタヌーンティに一番大切なおもてなしの気持ちが感じられました。

まず出てきたのがスープ。アフタヌーンティにスープなんて初めてです。




次ははサンドイッチ





次にスコーン。ヴィーガンクロテッドクリームもあるのですが、このホテルでは植物性バターが出ました。




次にデザートっぽいもの。







チョコレートで出来た器に入ったラズベリームース




何だったか忘れてしまいましたが、クッキーのようなものを載せたテラミスだったような・・・




やはりスコットランドのホテルで。こちらは焼き菓子がメインでした。




サンドイッチに凝っているところはうれしいですねー。でも伝統の’透かせば新聞が読めるくらい薄く切った胡瓜のサンドイッチはちゃんと含まれていました。




こちらはデイヴィッド・オースチンのローズガーデンでいただいたヴィーガンアフタヌーンティー。




植物をベースとした料理を提供するロンドンのホテルLa Suite Londonのアフタヌーンティではヴィーガンのスコーンに添えられるクリームもココナッツミルクで作られています。







因みに、牛乳から作られるクロテッドクリームとほとんど変わらない豆乳クロテッドクリームはバースのロイヤル・クレッセントホテルでいただきました。

スコットランドのネス湖の近くの普通のカフェで食べたヴィーガンのお菓子。





友人が作ってくれたスコーン(ヴィーガンではありません)と私が作ったヴィーガンのイートンメスで(手前)我が家でアフタヌーンティ。




ひよこ豆の煮汁で作るメレンゲは、卵白から作られるものとあまり変わりません。どちらかと言えば、もっと軽めです。何回か失敗して、やっと成功したメレンゲです。




カップケーキは準備から焼きあがるまで30分くらいでできますので、すごく簡単です。


塩キャラメルのカップケーキ




リプトンの会報のために焼いたミックスベリーのカップケーキ




娘の家の近くにはヴィーガンのパン屋さんがあります。簡単な食事もでき、またクロワッサン、ペイストリーはバーターを使っていないのであっさりしていて美味しいです。




ひっきりなしに焼き立てのパンが出来上がります。




次回は旅行中のヴィーガン料理最終「夕食編」です。