本当は時速20キロくらいに落としてゆっくり運転したいところ。いくら車の数が少ないとはいえ、危ないことはいたしません。
ということで、駐車できるスペースのあるところで車を停めて、少しの間森を散歩することにしました。カメラを持っていたのが幸いでした。数時間前に少し降った雨で光っている落ち葉の上を歩く感触は気持ちの良いものです。
木やその葉から発せられる酸素を心で一杯に吸い込んで。
遠くの人が見えますか?背の高い木ばかりで空が狭く感じられます。
こんなに沢山ある木は良く見ると、もちろんですが葉っぱの形も色も全部違います。「葉っぱも皆違うし、人間もそう。皆違う....」なんて独り言を言いながら、一本一本ゆっくり観賞していきます。同時に写真もパチパチ。
葉は木についている葉だけではありません。地面に落ちた枯葉、高い枝から低い枝に落ちてちゃっかり他の葉の上で二度目の人生を楽しんでいる葉っぱ。
牧草地の向こうにある森はまるで‘色の交響楽’でした。
仕事もめっきり減ったこの時期にいつも思うことは、「日本ではイギリスへは秋冬には行かない」という定説があること。とてもとても残念です。この時期だからこそ見ることのできる素晴らしい景色がここに沢山あることを、是非思い出してください。