5/22/2019

自然の知恵

散歩が益々心地よい季節になりました。

毎日の犬の散歩で通る公園には、バターカップとデイジーがまるで緑のキャンバスに沢山の点を描いているようです。バターカップのつやつやした黄色は眩しいくらいですし、デイジーの可憐さは小さいころに似たようなお花で首飾りを作ったのを思いださせてくれます。








 マロニエの木はイギリスではホース・チェストナッツと呼ばれます。日本では「西洋とちの木」で、とちもちを作るそうですが、イギリスでは秋になる実(とちの実)にひもを通してぶつけ合う子供の遊びくらいにしか利用しません。

今、イギリスはこのホース・チェストナッツの花が満開です。 毎年、この花を見ていつも思うことは自然の知恵のすごさです。

ホース・チェストナッツの花は白と深いピンクがありますが、多くは白の花。まるでシャンデリアのようです。(このことからイギリスでは「ろうそく~キャンドル」呼ばれます。(「今年はキャンドルが早く灯りだした」など)



良く見ると、白い花の中には黄色、またはピンクの点があります。








この点は 最初は黄色で、徐々にピンクになっていくようです。蜂は開いた花から順に蜜を吸うのでエネルギーを無駄にしないためにピンクの点のある花には、「どうせ行っても蜜がないから」と黄色の点のある花だけを求めるとか。蜂のために自然が考えた知恵なのでしょうか?

また蜂が蜜を吸うことによって、受粉が終わった花の点がピンクになっていくのだと言う人もいます。

どちらにしても黄色からピンクになることで、蜂に無駄なエネルギーを使わせない結果になっていることは間違いないようです。人間もそうですが、自然は地球が健全であるための知恵を良く知っているようです。人間はその知恵にありがたく感謝し、偉大な力を持つ自然そのものをもっと大切にしなければいけませんね。