12/11/2019

総選挙の前日

クリスマスまでの時間は、速いスピードで過ぎていきます。録画しているラグビーの試合も早送りしながら観ているほどです。

明日は総選挙の日。大騒ぎです。ブレグジットのことで家族の意見が分かれて険悪な雰囲気に包まれている人もいます。アメリカの大統領選挙の時に、トランプ派か否かで婚約を解消した人もいると聞きました。

今回はそれぞれの党内でブレグジット派かどうか、合意無き離脱を支持するかどうかなどで意見が分かれていますし、一般人のみならず政治家の中にも党を変える人もいて、保守党、労働党の戦いよりブレグジットが焦点です。

我が家の近くのパブで機械に貼り付けられた紙、紙、紙。何の機械かわからないくらいに沢山の張り紙。




真ん中に書かれていることは・・・・




「故障中。この機械(フランス製)は少なくとも一週間は修理できないと言われました。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。11月1日は新しい時代の始まりとなりますように。フィリップ。」

フィリップはこのパブのオーナーなのですが、ブレグジット派としてこの町では知られています。

この張り紙を見たのは12月に入ってから。つまり1か月以上も機械は修理されていません。




彼にとってはボリス・ジョンソンはヒーローなのでしょうけど、私には危なっかしくて見ていられない人物です。イギリスの人口は世界人口の1000分の1以下。これから自国のみならず世界的に解決しなけてはならない問題が多い時代です。環境問題はその筆頭に挙げられますが、各国がバラバラに解決しようとすることは無理です。人間もそうですけど、国に関しても自分の国だけ良ければ・・・の時代ではありません。

そんな私は明日からしばらくロンドンで暮らします。日本国籍である私には選挙権はありません。ロンドンで選挙の結果を待つのみです。