12/03/2019

スピード違反

スピード違反の通知が来ました。安全運転には自信がある私ですが、違反の通知が来てショックでした。

私の家から一番大きなスーパーマーケットまで行くには車で20分くらいかかるのですが、その途中でパドブリーという小さな村を通ります。周りに何もない幹線道路から急にその村に入ると、途端に制限速度が時速60マイル(96キロ)から30マイルに(48キロ)なります。何度も通っているその道で時速35マイルを出してしまいました。その結果、100ポンドの罰金です。ところが罰金だけでは済まなくて、3ポイントを取られるとのこと。12ポイントで免停です。5マイルオーバーで3ポイントはあまりに残酷でしょう。

ところが、これが免除される方法があるとのこと。それはNational Speed Awareness Courseに出ること。つまり「スピードを出しすぎるとどんなに怖いか」を学ぶコースです。それもびっちり4時間のコースです。参加料は無料。友人にそのことを話したら、「皆出席してる。とても楽しいから是非行ったら?」と言われました。4時間は長いけど、まずポイントを取られなくても済むし4時間もかけて何を学ぶのか、興味もあったので出席してきました。

場所はミルトンキーンズのフットボールスタジアムに付随したヒルトンホテル。このスタジアムは、フットボールチームのひとつであるミルトンキーンズ・ドンズのホームスタジアムです。ホテルでコースが開かれるなんて驚きましたが、スタジアムに付随したヒルトンホテルでと聞いてまたまた驚きです。コースが始まるまで、教室の外でミルトンキーンズ・ドンズの練習を観ていました。









さて、コースは4つのテーブルにそれぞれ6,7人が座りチームワークです。講師は二人でスクリーンを見ながら「スピードの恐ろしさ」を学びます。

最初に先生からコース、決まりについての説明があります。「携帯はオフにすること。」「有名人も参加するのでプライバシーを守るために個人情報は公開しない。」などです。ジョークを交えながら、まるでクイズのように楽しいレッスンが始まりました。




「トイレに行く際はいちいち、手を上げなくてもいいです。ただし、トイレが終わったら実行しなければならないことがあります。」と、先生。「手を洗うこと!」と生徒。「それは個人の問題。ここでの決まりは、トイレが終わったら、そのまま帰らないで必ず教室に戻ること!」




結論から言うと、このコースに出席して正解だったということ。私がイギリスで運転免許を取得したのは30年以上も前のこと。それ以来、細かい規則は変わっています。時々、チェックが必要なことを知りました。最終的にはスピード制限はその場所の事故の発生率によって決まる場合が多いので、常識をわきまえて運転することが大事ということを改めて教えられました。

つまりCOASTです。 Consentration(集中)、Observation(観測)、Anticipation(予期)、Space(間隔)、Time(時間)です。




4時間はあっと言う間に過ぎました。機会があったら(?)また参加したいです。これから交通規則の本を買って、次回は満点が取れるように頑張ります!?