6/23/2019

イギリスのガーデンツアー その2

今回のツアーは、コッツウォルズの小さな村アパー・スローターにあるローズ・オヴ・ザ・マナー(ローズはRose薔薇ではなくLords領主のことです。)に3連泊という贅沢な滞在です。荷造りも最後の日までする必要がなく、とても楽ちんです。






最終日はオックスフォードシャーにあるブロートン城で城主によるプライベートツアーです。



平成天皇ご夫妻、現天皇、紀宮さまも泊まられたお城で16世紀の部分が多く残る歴史あるお城です。17世紀の市民革命で反王党派として戦った現城主の先祖が王党打倒を狙って同志と戦略を練った部屋などイギリスの歴史を絡めてのお話は実に興味深いものでした。







 14世紀の暑い壁で囲まれたお城ですが、砦ではなく、あくまでも住居として造られた建物です。





平成天皇、現天皇、そして現在の城主とご両親がお食事をされたテーブル。




  現在の城主は(「マーティンと呼んでください」とのことで私もそうさせていただきます。)バラが大好き。ガーデンを案内しながら、「うーん、これは素敵だ!今日が一番綺麗だ」と写真をパチパチ。観光客みたいです。

薔薇が彼の鼻に吸い込まれそうなくらい思いっきり香りを嗅ぐマーティンさん。










150種類の薔薇の名は覚えていますが、他の花の名前はさっぱりわからないマーティンさん。お客様から「このお花は何でしょう?」との質問に庭師に電話をして確かめているところです。



そしてどうしても思い出せないバラの名があって、「ちょっと待って」と家から虎の巻(カンニングをするときに使った昔の日本語です)を持って来て。






次の訪問目的地はオックスフォードの町に近いウォーターペリーガーデンです。昔は女性のための園芸学校だったところ。















日本では嫌われ者の毛虫。良く見るととても美しく見えますが。


 こうして3泊のガーデンツアーのご案内は終わり、皆さんをロンドンのホテルにお送りしました。皆さんは昨日は自由行動、そして今日は半日の自由行動を思う存分楽しまれていることでしょう。8名という少人数のツアーでしたが皆さん昔からの友人が集まったように楽しいツアーでした。