5/28/2018

アンティーク家具の修理を自分でするクラス。

2015年に立ち上げたカルチャーツーリズムUKは、イギリス内で観光のみならずカルチャーを学び、体験していただきたいという私の長年の願いのもとに始まりました。代表は一応私にはなっていますが、多くのその道専門の方々をアドバイザーに一つの組織として運営されています。

先日は、カルチャーツーリズムUKでも初めてのクラスであるアップホルスタリーのクラスをアレンジさせていただきました。このクラスは実はお客様から依頼をいただいて実現したものです。

丁度アンティークショッピングでイギリスを訪れていたご夫婦が、アンティークフェアーで買った家具の修理をしたいというご希望で、彼らが滞在されていたダービシャーの田舎の素敵なコテージで一日レッスンを受けられました。




ヴィクトリアンの木彫りの素晴らしい椅子は、修理が必要なだけあってお値段も驚くほど安かったようです。さあ、布の部分を張り替える準備にかかります。




ご夫婦で仕上げるアンティークの椅子は、みるみる間に姿を変えていきます。




大学でインテリアも教えている先生はヴェジタリアン。ランチもヴェジタリアン料理を用意してくださいました。庭で採れたレタスの新鮮だったこと!



一日コースで習ったのは、椅子、フットスツール、ランプシェードでした。ボロボロの古い家を直して保存していくのは得意のイギリス人ですが、家具を初めアンティークも修理に修理を重ね、保存していくことに情熱を燃やす人が多いのです。

今回、アップホルスタリーのレッスンを受けられたご夫婦は、すっかりその魅力のとりこになってしまわれたご様子。自分たちの手で蘇ったアンティークは、愛着も10倍です。この椅子が日本の彼らたちのお部屋におさまって、あと何十年、いいえ百年以上も人々を楽しませてくれると思うと感慨無量です。

このレッスンについてのより詳し報告はカルチャーツーリズムUKのサイトの「フォトギャラリー」をご覧ください。
www.culturetourismuk.com

 

5/26/2018

ウィンポール・ホール

ケンブリッジから南西に14キロほど行ったところにウィンポール・ホール(Wimpole Hall)があります。ホールという言葉にはさまざまな使い方がありますが、この場合は地主の広い敷地内にある邸宅を表します。




邸宅は昔から現在まで同じ家族が所有している場合もありますが、そういう場合はほとんど貴族邸宅で(モールバラー公爵のブレナム宮殿、デヴォンシャー公爵のチャッツワース・ハウス、ベッドフォード公爵のウォーバン・アビーなどは有名)現在一般公開されているものが多いのですが、ウィンポール・ホールを含む多くのナショナル・トラスト所有の大邸宅はその長い歴史の中で何回かオーナーが変わっている場合が多いのです。貴族と言っても全てがお金があるとは限りません。長い歴史の中では破産して館を手放さなければならなかった貴族や、後継ぎがいないという理由でナショナルトラストなどの保存財団の手に渡った物件もあったようです。また相続税がとてつもなく高いために相続した人が手放す場合もあります。








ウィンポール・ホールのある土地は12世紀からの記録がありますが、現在の建物の基礎を築いたのはチチェリー家で1640年のことです。結婚によって更に不動産を広げたチチェリー家ですが、45年後には財産がなくなって邸宅を手放し、その後は公爵、伯爵を含む貴族の手に渡りましたが歴史的建物はもちろん ですが、私にとってはそこに住んだ人たちも同じくらい興味深く、ウィンポール・ホールに関しても例外ではありません。

ハウスガイドの説明や、本に書かれていることを読めばおもしろい、おもしろい。こんなにとてつもなく大きな邸宅に住んで贅沢していてもやはり人は人。幸せな人生はお金では買えません。お金はやっぱりいつかは消えていくものです。

厩だった建物。今ではショップやレストランになっています。



ここに住んだ人も色々な人がいました。

市民革命の際に敵に囲まれたにもかかわらず降伏することを拒んだ王党派支持の身重のレディ・サヴィルは、出産間際に召使に説得されて敵の前に現れたそうですが、敵はすっかり感心してすぐに自由の身にすることを約束します。自由になったレディ・サヴィルは、それでも王党を支持し、スパイとして活躍します。あっぱれです。

結婚によってウィンポール・ホールを手に入れた オックスフォード伯爵は即、ウィンポール・ホールの改築にあたります。(ロンドンのオックスフォード・ストリートはこの一族が持っていた土地)本の収集に取りつかれた伯爵ですが、晩年に所有していたのは5万冊の本、4万冊以上のプリント、そして35万以上の小冊子、そして膨大な借金でした。彼のコレクションは1753年に国家に売却され、これが大英図書館の基礎となりました。

 次の所有者となったのはハードウィック伯爵一族です。買ったのは大蔵大臣をしていた初代伯爵です。更にウィンポール・ホールの改築を行いました。3代目伯爵はイングランド銀行の建物をデザインしたジョン・ソーンと(ロンドンのジョン・ソーン博物館を創設)気が合い、館の内部を大胆に変えていきます。4代目伯爵も同じようにウィンポール・ホールを更に豪華にしていきます。ヴィクトリア女王が遊びにきたのもこの時代です。

ところが、5代目になってハードウィック伯爵家はつまずいてしまいます。ヴィクトリア女王の長男(後のエドワード7世)と親しくしていて贅沢三昧の暮らしをしていました。ニックネームは「シャンぺーン・チャーリー」。きっと小さい時からお金は空気みたいなもので、使っても減るものではないと教えられていたのでしょうね。先代の残した財産を相続後わずか15年ですっかりギャンブルで使い果たし、借金は30万ポンド(今のお金にしたらどのくらい?)。ウィンポール・ホールはまたしても売却されることに。因みに5代目伯爵が破産した途端に皇太子を初め、一緒に遊びこけていた上流階級の人たちはきっぱり5代目伯爵を捨て(そう、捨てたという言葉がぴったりです。)、ウィンポール・ホールを去って5年後に5代目ハードウィック伯爵はこの世を去ります。

最後の所有者はイギリスの作家ルドヤード・キップリンの(ノーベル文学賞受賞者。「ジャングル・ブック」などの作品を残す)娘エルスィー・バンブリッジとその夫です。彼女はキップリンのただ一人の生き残った子供でしたから、キップリンの多額の遺産や本からのロイヤリティをウィンポール・ホールの修理改善に使いました。そしてウィンポール・ホールは1976年にエルスィによってナショナル・トラストに委ねられました。

館内を見学すれば、「おや?」と思うかもしれません。家具の年代がどうも合わないのです。これは最後の住人であったエルスィーが使っていた家具をそのまま残しているからで、それは1920~1970のものです。















最後の住人であったエルスィー・バンブリッジ夫人は早くに夫を亡くし、この広い館で何人かのスタッフと暮らしていたそうです。この部屋はモーニング・ルームと呼ばれる部屋で通常は朝食を食べる部屋ですが、エルスィーはほとんどの食事をこの部屋でひとりでとっていたそうです。なんだか淋しいですね。




肖像画があるおかげで、昔の住人のことがもっと身近に感じられます。その人たちが残した足跡がひとつひとつウィンポール・ホールを形成していったことが深く感じられました。

* 前回のブログでお知らせした「初秋のイングリッシュ・ガーデンとイングリッシュ・ローズの旅」のサイトを(culturetourismuk.com)RSVP社の新宅氏が修正してくださいました! ありがとうございました。

5/23/2018

「初秋のイングリッシュ・ガーデンとイングリッシュ・ローズの旅」

やっと9月のガーデンツアーの内容がまとまりました!題して「初秋のイングリッシュ・ガーデンとイングリッシュ・ローズの旅」です。現地発着で9月11日~14日までのツアーです。内容が出来上がるまで協力してくださった方々のおかげで、小グループでしか経験できない素晴らしい日程ができました。詳しくは是非カルチャー・ツーリズムUKのウェブサイトをご覧ください。

www.culturetourismuk.com    「ツアー情報」をクリックしてください。

日本語でのサイトのページを作ることができるのは私だけなので、ウェブサイトに関しては???かもしれません。コンピューターアレルギーの私が、頭をひねりながら(時には頭がおかしくなりそうになりながら)、今できあがったばかりのホヤホヤのページです。皆さんと一緒に、久々のガーデンツアー、私もすっかり楽しませていただこうと思います。(一応私はこのツアーの同行ガイドなのですが。)3名から催行します。





5/20/2018

2018年のガーデンツアー

9月のガーデンツアーの内容がほぼ決定しました。詳細は来週中にはカルチャーツーリズムUKのサイトに載りますが、今日は日程とツアーに関するインフォメーションをお知らせします。 (写真はイメージ写真です)





























少人数のツアーですので個人のオーダーメイドの内容を参考に作りましたので通常のツアーでは難しい訪問個所の訪問も予定しています。毎日専用車を」使いますが、ご案内役は英国政府公認ガイドのブルーバッジガイドです。今のところ私がご案内させていただく予定です。現地発着のツアーですので、ツアー前後の英国ご滞在に関してはご自由に計画していただけます。

内容は、個人のガーデンの見学、コッツウォルズの美しい村の訪問、お天気によってはパブリック・フットパスを使っての簡単なウォーキング、ガストロパブでのランチ、ウィティックマナーハウス、ガーデンの見学、ヒドコートマナーやキフツゲイトコートのガーデンなどをご案内しますが、ハイライトはウィリアム・モリスの住んだケルムスコットマナーとそのガーデン、そしてイングリッシュローズで有名なデイヴィッド・オースティンのガーデンです。後者では一般公開されていない栽培、実験場の見学を特別アレンジいたしました。また見学後はアフタヌーンティを経験していただきます。

デイヴィッド・オースティンのガーデン、ケルムスコットマナーは特に個人では行きにくい場所ですので、この機会に是非ご参加ください。イギリスのバラは6月が有名ですが、9月のイングリッシュローズはまた格別です。訪問客もこの時期は少なく、ゆっくり楽しんでいただけます。その他古い家の壁や塀をつたうヴァージニア.クリープの葉は毎年真っ先に秋の到来を告げてくれますが、このツアーの時期はそろそろ蔦が色づくころです。

日にち: 2018年9月11~14日
集合解散: ロンドンパディントン駅付近(ロンドン発着)



今週中にはカルチャーツーリズムUKのサイトで詳しくお知らせいたします。
culturetourismuk.com
お問い合わせは下記に日本語、または英語にてご連絡ください。
info@culturetourismuk.com またはKijimaTivers@aol.com

ハリーとメガンの結婚式から一日経って。

昨日のハリーとメガンの結婚式は日本でも生中継があったそうですね。皇太子の結婚式でもないのに生中継? でも新しい王室の第一歩としてこの結婚式をテレビで日本の皆さんと共有できたことは私にとってもうれしいことでした。

私もこの歴史に残るような素晴らしい結婚式の一瞬たりとも見逃さないようにテレビの画面に集中していました。




それにしてもアメリカの司教さんは面白かったですね。正にアメリカ的です。分刻みでスケジュールを作った人たちにとってはハラハラものだったかもしれませんが、皆さんそれが返っておもしろそう? 司教さんのジェスチャーも面白かったのですが、チャペルに座っていた人の顔がまたおもしろく、こちらまで吹き出してしまいました。だから司教さんのスピーチに文句を言うひとはいません。それに「愛がすべてであること」をハリーとメガンを通して私たちにも改めてはっきりと教えてくださいました。ゴスペルの歌も素晴らしかったですね。Stand By Meは正に最高の選曲でした。指揮をした女性はたしか、コワイアー(教会音楽合唱)コンテストのジャッジをしていた女性だったと思います。本当に素敵でした。





メガンのお母さんが映し出されるたびにジーンときました。ただただ娘の幸せを願う表情が伝わってきます。数日前にあったばかりのチャールズ皇太子とは気が合ったことが彼らの動作から読み取れました。


















結婚式が終わってから、町に出ました。ユニオンジャックがあちこちに飾られていました。主人が毎日行くカフェ、仮想パーティの貸し衣装屋さん、デリカテッセン、住宅街・・・・

残念ながら、ストリートパーティはありませんでしたが、それぞれの方法でハリーとメガンの結婚式を祝ってました。お幸せに!

* ガーデンツアーのお問い合わせをいただいた方々、ありがとうございました。詳細は、早くて明日、遅くても数日以内にお知らせできると思います。 自分で言うのもなんですが、素敵なツアーになりそうです。乞うご期待!


5/19/2018

ハリーとメガンの結婚式。

5月19日、ハリーとメガンの結婚式の朝です。素晴らしく晴れ渡った空には雲一つ見当たりません。テレビでは朝早くからウィンザー城からの実況中継が流れています。今回のロイヤルウェディングはなんだか特別な気がします。あと2時間で式が始まりますが、式場に選ばれたのは女王のお城でにある(現在使われているお城では最も古く11世紀からの歴史がある)聖ジョージ・チャペルです。ウィンザー城は観光地としても有名で、皆さんの中にも訪れた方がいらっしゃることでしょう。





この結婚式の何が特別かと言えば、花嫁のイメージが今までのロイヤルブライドのイメージとは全く違うのですから。新鮮な空気をイギリスの王室に吹き込んでくれることを期待します。33歳のハリー王子にとって3歳年上でしかも離婚歴のあるアメリカの俳優・・・・・生まれも育ちも全く違うふたりですが、それだけにイギリス人の興奮は特別です。伝統を重んじるひとたちの中には眉を顰める人もいますが、そんなのはごくごく稀。私の知る限りメガンの人気は相当なものです。イギリスの王室も新しい空気が必要な時代に入りました。

そういう新しい人たちのロイヤルウェディングです。どんな音楽が流れるのでしょう?招待客は? これほどエキサイティングなことはありません。 メガンのウェディングドレスのこと、ウェディングケーキのこと・・・・人々の興味は尽きません。

そういうメガンは王室に入って、王室にどっぷり浸かってしまうのではなく、しっかりと自分の信じることを持ち続けていく女性だと思います。ハリーと同じくチャリティ活動には特に興味を持っていて、男女平等のキャンペーンも活発に行っている女性です。頼もしい限りす。

今日のウェディングの時間割(スケジュールというよりはあまりに細かいので時間割と言ったほうが合っている気がします)です。

11:25 ロイヤルファミリーがチャペルに到着
11:42 チャールズ皇太子夫妻到着
11:45 メガンの母親の到着
11:52 女王到着(重要人物の順で、いつも女王が最後)
11:59 メガン到着
12:00 式開始

この通りにいけば奇跡というものです。

今回はメガンの父親は心臓の手術直後で欠席です。急きょ決まったのがチャールズです。聖歌隊席の手前で新婦を迎え、祭壇近くでメガンをハリーに委ねます。

式の誓いとしてメガンは伝統の「夫に従い・・・」は省くとのこと。夫に従うことを誓うのは最近では省く人が多いので、やっぱり。

また今朝8時14分に女王が授けたハリーとメガンの新しいタイトルが 発表されました。
Duke and Duchess of Sussexです。(サセックス公爵、公爵夫人)

式の後は、ウィンザーの町やロングウォークをハリーとメガンが馬車でパレードします。




さあ、あと30分でロイヤルファミリーが到着です。そろそろお茶を用意してテレビの前に陣取ってウェディングの準備にかかりましょう。

5/16/2018

イギリスのガーデンツアー

9月にカルチャーツーリズムUKでは3泊4日の現地発着イギリスガーデンツアーを企画しています。現在、担当者が一生懸命日程を考え訪問先との交渉をていますので、もう少ししたら告知できると思います。9月のイングリッシュローズはまた格別です。このツアーには、少人数だからこそ可能なスぺシアリティも組み込みました。(下記の写真は全てイメージ写真です)







現地発着(ロンドン発着)のこのツアーはコッツウォルズのホテルに3連泊しながら、コッツウォルズの村やガーデンを訪れます。お天気によってはパブリックフットパスを使った気持ちのよい簡単なウォーキングも考えています。3名から催行したいと思っていますが、詳細はもう少しお待ちください。




ツアー予定日は9月11日ロンドン発、14日にロンドンで解散です。

興味のある方、お問い合わせはinfo@culturetourismuk.comに日本語でご連絡ください。

5/15/2018

ウィンズロウのBB

私の住む町、ウィンズロウに素敵なBBがあります。ここは先日お話ししたAgoraの取材班が泊まりましたし、息子のお嫁さんのアメリカの両親も泊まりました。そして偶然にも、先日八ヶ岳でペンションを営んでいらっしゃるSご夫妻が泊まられたところでもあります。

Sご夫妻は友人を通して知り合い、今回のイギリスの旅でヒースローから目的地のダービシャーに行く途中で一泊するために位置的に便利な場所を探しているうちに、ここを見つけたそうです。別にウィンズロウの町が目的ではなかったのですが、たまたま友人が私の話をしていてウィンズロウに住んでいることを話し、わざわざ我が家を訪ねてくださいまた。なんという偶然でしょう!何百、いや何千とあるBBの中からたまたまここを選ばれたそうです。

Agoraの場合は、メドウに関しての特集でしたが、イギリスの個人のコテージガーデンも見ていただきたくてJust So CottageというこのBBを予約させていただいたのでした。とても素敵ですので皆さんにも写真で気分だけお裾分けです。


















ナメクジ、カタツムリはガーデナーには敵かもしれませんが、庭の一部なんですよー。美しいと思いませんか?








ひとりでも多くの方に読んでいただきたかった今回のメドウガーデンに関するAGORAの特集でしたが、AGORAはJALのビジネスクラス、またはJALゴールド会員のみに配られるそうです。

中日新聞、東京新聞に掲載されたカルチャーツーリズムUKの記事を読んだ方からメールをいただきました。ありがとうございます。そろそろわたしのところにも届くと思いますので楽しみです。カルチャーツーリズムUKのサイトのフォトギャラリーも昨日アップデートしましたのでご覧ください。
www.culturetourismuk.com

* 中日新聞の記事を下記のリンクから読むことができると新聞社から通知がありました。
http://tabi.chunichi.co.jp/local/180511tabi.html






5/14/2018

アメリカの両親がやってきて。

ずっと昔、2年ほどアメリカに住んだことがあります。そして息子はアメリカ人と結婚しました。そして主人の親しい友人にはアメリカ人が多いので、アメリカにはちょっとしたご縁があると思っています。

今週の土曜日はプリンス・ハリーとメガン・マークルさん の結婚式です。イギリスではあちこちでストリート・パーティが行われるようですが、アメリカではそれでなくてもイギリスのロイヤルファミリーは人気のところに、今回はお嫁さんがアメリカ人ですから興奮度は倍です。

息子のお嫁さんは、親せきが自宅でハリー・メガン・ウェディングパーティを開くので、お嫁さんはマグカップを頼まれて先日送ったところです。アメリカからアマゾンで買えば送料もずっと安くなるというのに。理由は「イギリスから直接きたものでなければいけない。」そうです。(もしかしたらマグカップは中国製かも?でも送られてきたのがイギリスからとうことに拘りがあるようです。)

さて息子のお嫁さんはカンザス・シテイ出身で、末娘だけを外国にお嫁に出した彼女の両親は毎年1,2回は娘に会いにイギリスを訪れます。そのたびにイギリスらしさのある場所を訪れ、大好きなパブでは必ず地ビールをトライし、今回は3週間の滞在でチェルシーフラワーショー、モルヴァン・フラワーショーを初め、ガーデン巡り、そしていつものようにナショナルトラスト所有の建物を周っています。

そんな彼らが、息子とお嫁さんが住んでいるロンドンの滞在先からわざわざウィンズロウに来てくれました。まず地ビールを4,5本買いました。サイダーは(リンゴ酒)町のすぐ近くで作られていて、毎月第一日曜にマーケット広場で開かれるファーマーズ・マーケットで買います。(下記は地ビール)




毎回パブランチは欠かさず予定に入れますが、去年は車で15分の「藁ぶき屋根のパブ」に行き、今年はパイで有名なウィンズロウのベルホテルに行く予定でしたがなんと日曜はパイが売り切れと聞いて、急きょ変更。ヴェーガンメニューがあるパブへ。





 ナスの田楽風のスターターを試しましたが(見た目は田楽と全く違います)、これが辛めのソースがついて美味。我が家でも試してみましょう。

さて、今回のウィンズロウ訪問で彼らが気に入ったのがボウリングでした。丁度土曜にオープンデーがあり、町のボウリング協会の人たちが初心者に特訓をしてくれるというので、主人とお嫁さんのお父さんが参加。

ボウリングと言えば日本やアメリカではテンピンボウリングを指しますね。屋内でするあのボウリングです。イギリスでは芝生の上で行うボウリングが一般的で(この種のものはターゲットボウリングというのだそうです)、特に高齢男女に人気です。




ボウリング場のあるところは小さな植林園の一角。丁度マロニエの花が満開です。












芝生の上で行われるクリケットは有名ですが、ボウリングは競うというよりはプレイしながら仲間とのおしゃべりが楽しそう。アメリカのお父さんもそうですが、私の主人がはまりそうです。家に帰ってからボールのネット販売のサイトを見ていました。私は・・・・・うーん、ちょっとパスかな? もうちょっと年をとってから・・・・・なんて。 でも皆さん本当に楽しそうでした。