12/23/2021

Merry Christmas !!!

早いもので、またまたクリスマスがすぐそこに!

今年は、何十年ぶりで主人とルビーと3人のクリスマスになる予定でした。息子一家は、お嫁さんの実家アメリカで、娘夫婦はポルトガルに移住。ところが、息子家族のアメリカ行きがパンデミックでキャンセルとなり、急遽我が家でクリスマス・お正月を過ごすことになりました。




パンデミックの前は、クリスマスとお正月の食料の買い出しは別々にしていたのですが、今回は一緒です。おせち料理はどのくらいできるかわかりませんが、「少しでも日本のお正月の雰囲気が味わえれば、まっ、いいかー。」と言う気持ちで頑張り過ぎず、ストレスにならず、楽しみながら準備をしたいと思います。




娘夫婦は、一年間ポルトガルで暮らすことになり、12月の15日に出発しました。タイからレスキューした犬2匹に加え、我が家のジャスパーも。ジャスパーは、今ではアータとビンディともすっかり仲良くなり、ここで我が家に戻すのはジャスパーにとってはまたまたストレスになるので、結局娘たちのところに養子にいったようなものです。ついにポルトガル人に・・・

今は、無事ポルトガルに入国でき、一年間お世話になる家に落ちくくことができました。

犬たちがいるので、今回は飛行機ではなくフランス、スペインを経由して車で行きました。しかも一年間の生活に必要なものを小さな車に積んで!着るものはバキュームで圧縮し、本当に必要なものだけを小さな車に積んでいきました。(途中、一つの圧縮袋が破れて大変だったようですが)


車の中のアータ、ビンデとジャスパー



 

娘たちがフランス入りした翌日からフランスではイギリスからの入国の規制を強化しました。正に滑り込みセーフとはこのことです。

フランスの宿でくつろぐ犬たち



そんなわけであわただしい12月となりましたが、一応ホッとして一年の締めくくりが出来そうです。

2022年は、人々が自由に行き来できる世界になりますように。そしてミャンマーや、エチオピア、アフガニスタンのニュースを見るたびに世界平和を祈りたい気持ちでいっぱいです。

皆さんも楽しいクリスマス、幸せいっぱいの2022年を迎えられますように。

12/03/2021

クリスマス・フェア

オミクロン株は世界の32か国で感染者が確認され、症状は軽いと言っても心配ですね。これからも他の変異ウィルスが出てくる可能性もありますが、家に籠っているわけにもいきません。私の生活も、徐々に以前のものに近づいてきています。とは言っても常にマスクをして、人が多いところは避けていますが。

先日は、ウィンズロウのクリスマス・フェアーがありました。驚いたことに、もすごい人の数!!コロナ菌も吹き飛んでしまうくらいの賑わいぶり!(笑)こんなに人が多い場所に出たのは、パンデミック以来初めてのこと。いつも6時に始まるクリスマス・ライトの点灯式は、強風で直前になってキャンセルでしたが、その他はいつも通り活気に満ちていました。

クリスマス音楽の生演奏








チャリティのためにサイダーを(林檎酒)造っているところでは、マルド・ワインならずマルド・サイダーを。マルド・ワインはワインにお砂糖、スパイスを入れて温めて飲むクリスマス時期の伝統ドリンクですが、マルド・サイダーはとても飲みやすく、アルコールが苦手な人でも大丈夫。長い行列ができていました。



 



商店街のウィンドウディスプレイを見ながら歩くのも楽しいものです。









町でただ一軒の食料品専門店の中は、すでにクリスマス用の商品が80%も占めていました。


政府は「今年のクリスマスは予定通り家族や、親しい人たちと集まってしましょう!ただし、気を付けて。各人の常識にまかせます。」的なことを言っていますが、クリスマスまでまだ3週間あります。これからどうなることでしょう?でもどんな状況にあっても、クリスマスは特別。大いに楽しもうと思います。我が家では、何十年ぶりでルビーを含め3人だけの静かなクリスマスになりそうです。息子家族はお嫁さんの実家アメリカで、娘夫婦は今月ポルトガルに引っ越しです。

11/08/2021

ファーマーズ・マーケット

 11月は色々イベントの多い月です。5日はガイ・フォークの日。1605年にカソリックの一団が国会議事堂を爆破することを企てた日です。匿名の密告者がいて、未然に防げましたが、主犯人のひとりガイ・フォークに因んで、この日はガイフォークのお人形を大きな焚火で燃やし、花火を打ち上げます。なんか残酷。日本を始め、アメリカでも花火は夏の物ですが、イギリスでは今の時期です。


私の住む町では、毎年ロータリー・クラブが花火大会を開催します。今年は、ガイフォークの日の翌日の土曜日に行われました。



また、これは私の住む町で季節に関係なく、毎月第一日曜に開催されるファーマーズ・マーケットですが、コロナ渦で沈みがちだったものがやっと活気を取り戻した感じで、ちょっと嬉しくなりました。







こんな面白い看板を見れば、余計楽しい気持ちになります。

「ホームメイドの犬用ビスケット。犬のみ試食可能!」



人が集まるところには、あまり行かないようにはしていますが、ブースターも受けたことだし、そろそろ行動範囲も徐々に広げています。


さて、11月のカルチャー・ツーリズムUK主催のオンライン・トークはナショナルギャラリーのセインズブリー・ウィングに展示されている1200年代から1500年くらいまでの絵を2回に分けて行います。

Part 1では初期の宗教画を中心に、またナショナル・ギャラリーが設立された経過に加え、何故イギリスの国家が所有している博物館、美術館が無料なのかなどを加えながら、Part2ではルネッサンス期の絵をスーパーマーケットでお馴染みのセインズブリー一族のことを交えてお話しします。

Part 1  11月18日 日本時間19時~
     11月20日 日本時間 20時~

Part 2  11月25日 日本時間19時~
     11月27日 日本時間20時~

詳細は下記
よりどうぞ。
culturetourismuk.com


10/28/2021

コロナのブースターとインフルエンザの予防接種

 2回目のワクチンを受けてから6か月経った昨日、ブースターを受けてきました。一回目、2回目と副反応はなし。しいて言えば、打った左腕がだるくて少し痛いくらいです。

前回は2回ともアストラ・ゼネカでしたが、今回はファイザーです。いつも思うことは、接種を受けるところに結構多くのボランティアがいる事。接種してくれる人はプロですが、名前を確認したり、「ではこちらへどうぞ」と場所に案内してくれる人、ファイザーは接種後15分は帰宅できないため、時間を見て「帰っていいですよ。」と迎えに来てくれる人。至れり尽くせりです。



先日オンライントークの後で参加者とおしゃべりしてわかったことですが、日本ではインフルエンザとコロナのブースターは同時にすることができないとのこと。それなのに、何故イギリスは出来るのでしょう? それを聞いて心配になりましたが、主人の場合、インフルエンザの予防接種が品切れということで、幸い(?)日を改めて行かなければいけなくなりました。そして昨日、私のブースターの際に「インフルエンザの接種は今日できますよ。」と言われ「やめておきます。改めて来ることにします。」と答えました。で、11月の18日にインフルエンザの予防接種を受けることになりました。

どうして日本とイギリスは違うのでしょう?

10/12/2021

イギリスの秋

私の毎日は、ここ2年半ほど同じような毎日です。外出は散歩だけ。でもこの時期はその散歩に変化があり、「今日はどの実がなっているかな?」とか、「あそこの紅葉は今日はどうでしょう?」とか楽しみが増える時期でもあります。

今日は、私の周りの秋を皆さんにお裾分け。1時間半の散歩で、たっぷり秋を感じています。


何の植物かわかりませんが、民家の前庭で見つけたもの。





サンザシの実。


大通りの壁に咲く小さな花は何かなー?




と、思ったら古い煉瓦の隙間からも。



ヴァージニア・クリーパーはイギリスの秋の象

徴。



毎日色が変わるツタ。来年は毎日写真を撮ってその変化をもっと楽しんでみたいです。




今年はスロージンを作り損ねてしまいました。また来年。




野生のローズヒップ。



9月29日のマイケルマスを過ぎれば、ブラックベリーは悪魔が唾をかけるので食べてはいけないという伝説。でもこれは理に適っていて、外見は美味しそうなブラックベリーでも中は腐っていたり、カビが生えていることがあります。今年はブラックベリーを沢山摘んで冷凍庫に入れました。



コロナのお蔭(?)で身近にあるものをもっと楽しむことを覚えました。でも、そろそろナショナルトラスト所有の建物や、古い町をゆっくり訪問したくなってきました。

10/07/2021

10月のオンライントークのお知らせ

 パンデミックでロックダウンの最中にパスポートの期限が切れてしまいました。

ロックダウンが緩和されても、すぐに更新に行くのは躊躇ってしまいます。そこで、ロンドンの日本大使館に電話して聞いてみたところ、「期限が切れても大丈夫です。来れる時に来てください。」とのこと。日本の国籍を持った人は、外国にいる場合は必ず有効期限内のパスポートを所持することが義務付けられているものと思っていました。それで、10か月も期限切れのパスポートを持って大使館に行ってきました。そうしたら全く問題なし。


大使館も今は予約制ですので、館内にはほとんど人がいません。


せっかくロンドンに出たのですから、ついでにロンドン観光をしてきました。ここ2年以上の間にロンドンを訪れたのは、パスポートの申請と受け取りの2回だけ。


ピカデリーサーカスは以前より少し人が少ないかな?




以前は気にも留めなかった王立美術館(The Royal Academy of Arts)の門も今回はじっくりと。




門から覗く王立美術館



バーリントンアーケード


すっかり観光客気分でバーリントン・アーケードのビードルの写真を。ニコニコ笑顔で応じてくれました。彼らたちは一日何回カメラのポーズをとるのでしょう?と感心しながら。




最後はナショナル・ギャラリーのセインズブリー・ウィングで宗教画を鑑賞。





こうして私の2時間にわたるロンドン観光を終えましたが、久々のロンドン散策でかなり疲れてしまいました。

さて、10月のカルチャー・ツーリズムUKのオンライントークはグラストンベリーに関してのトークです。詳細は下記です。是非ご参加ください。


第17回目&18回目  「グラストンベリー   Part 1 & Part2」
グラストンベリーと聞けば音楽好きは世界最大の野外ロックコンサートを思い出すことでしょう。またイギリス最大のパワースポットとなっている町を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。伝説ではキリストが最後の晩餐に使い、後にキリストが十字架に架けられた時にその血を受け止めたという聖杯が眠っていると言われています。更にその聖杯を探し求めたアーサー王と彼の騎士たちのお話など、興味深いことが泉のように湧き出てきます。
今回はパート1でグラストンベリー修道院を中心に、そしてパート2で聖杯が埋められたとされるトーの丘や神秘の泉が湧き出る井戸チャリスウェルを歴史と共に皆さんとご一緒に歩いてみたいと思います。

期日
 2021年10月13日(水曜) 19時~20時     パート1
 2021年10月16日(土曜) 20時~21時     パート1
 2021年10月20日(水曜) 19時~20時     パート2
 2021年10月23日(土曜) 20時~21時     パート2
定員:各トーク30名
料金:各トーク¥1,000
お申し込み:info@culturetourismuk.com

9/13/2021


カルチャー・ツーリズムUK主催 第15回目&16回目 オンライントークのお知らせです。

9月は「アガサクリスティの世界」に関してのトークを前編と後編に分けて行います。




「ミステリーの女王」と呼ばれたクリスティの作品は、これまでに100の言語に訳され、20億冊が発刊され、「史上最も売れる作家」として聖書、シェイクスピアの作品に次ぐ記録を持っています。また彼女の作品を基にして作られた劇「マウストラップ」は1953年から現在に至るまで上演されていて、これも世界記録を保持しています。アガサ・クリスティの作品が何故こんなに広く愛されているのかを今回のトークで紐解いてみたいと思います。

ナショナルトラストが管理しているクリスティの夏の別荘Greenway.



彼女の作品を出版社に渡す前に家族に読み聞かせたグリーンウェイの居間。




テレビドラマで「死者のあやまち」の撮影場所になったGreenwayのボートハウス




イギリスの美しい田舎に住むおばあさんのミス・マープル、そしてロンドンに住むベルギー人の名探偵ポアロのシリーズは特に人気で、ポアロが亡くなった時は新聞に死亡広告が載ったほどでした。


このトークに向けて、今私はポアロとミス・マープルのテレビドラマをDVDで再度見ているところですが、あまりに数が多くてトーク前には10分の1も見られないかも?でも見直してみると、改めて興味が湧いてきます。




そんなクリスティのプライベートの生活も1926年の失踪事件を始め、実は彼女の作品と同じく波乱万丈にとんだものでした。今回は、前編をアガサ・クリスティの生涯とそのゆかりの場所に焦点を当て、後編は彼女が生まれ育ったデヴォン州を周りながらアガサ・クリスティの魅力を追及していきましょう。


詳細は下記です。興味のある方は是非お申し込みください。

 期日: 前編「アガサ・クリスティの生涯」9月18日(土曜日)19~20時

                    9月22日(水曜日)20~21時

                後編「アガサ・クリスティとデヴォン州の見どころ」

                    9月25日(土曜日)19~20時

                    9月29日(水曜日)20~21時

     *各トーク後におしゃべり会を開催します。ご参加はご自由です。

定員:各トーク30名

料金:各トーク¥1,000 

お申し込み:  info@culturetourismuk.com 

9/11/2021

 20年前の今日、ニューヨークで同時テロ事件が発生しました。その日、テレビをつけた途端に映し出された画像。それはどこかの高いビルに飛行機が突っ込んだ瞬間の映像でした。ニュースのチャンネルを選んだはずなのに、まるで映画の中の場面のよう。それが現実に起こったことと気が付いたのはしばらくたってからでした。あの時から世界は変わりました。イラク戦争が起こり、それに次いで世界中の国々でテロ行為が起こり始めました。


それが20年も経てば、実際に事件で家族や友人を亡くした人や、身体に障害を負った人以外はそれがどんなに大事件だったか、記憶は徐々に薄れてきました。


そして昨日、私はネットフリックスで『Worth』という事実に基づいた映画を見て、20年前と同じくかなり衝撃を受けてしまいました。何故なら、実際に被害に遭った人たちには、あの事件の後も事件がずっと長く尾をひいていたことに改めて気が付いたからです。



内容は、犠牲者と遺族のために政府と議会が提案した補償金の管理を任された弁護士ケン・ファインバーグの著書に基づいてます。


実際のケン・ファインバーグ




遺族の代表として交渉に当たったのは、この事件で妻を失ったチャールズ・ウルフです。


実際のチャールズ・ウルフと亡き妻



ウルフ役はスタンリー・トゥッチ。いつもながら素晴らしい縁起でした。



補償金を決める場合の難関は人の命の価値を決めること。弁護士は通常裁判に勝った場合は、それによって得られる金額の最高50%の手数料を得るものだそうです。それを無料で、しかも悲しみに暮れる遺族からは敵扱いを受けることを承知で引き受けたファンバーグの苦悩が表れた映画です。そればかりではなく、場合によってはアメリカという国自体が破産状態に陥る可能性もあった交渉だったようです。詳細は下記をご覧ください。

https://www.ciamovienews.com/2021/08/Worth-Trailer-Michael-Keaton-9-11-Aftermath.html





9/10/2021

ベリー・ピッキング

 ジャム作りの時期がやってきました。気のせいか、今年はブラックベリー、クラブアップル、プラムを収穫する時期が一緒に来たような気がします。ラッキーなことに我が家の近くには野生のブラックベリーの茂みがたくさんあって、日当たりや土の成分が違うせいか、一つが終わりかけても他で生っていますので、今年も沢山摘んで冷凍しました。おかげでブラックベリーの棘とほとんどいつも近くに生息するイラクサの歯で手や腕は傷だらけです。




 

日本にいる甥とメールで連絡しあっていますが、ブラックベリーを勝手に摘んでいいのが信じられない様子。「ちゃんと農夫さんに断って摘んだの?」と。いくら私でも、よそ様の農場で摘んだりはしません。

先日は、娘の庭で出来たプラムがごっそり送られてきたので、早速プラムジャムを作りました。






少し出遅れましたが、昨日からクラブアップルも収穫してクラブアップルジェリーを作り始めました。





ジャムとジェリーの違いですが、通常ジャムでも果実が入っていないものをジェリーと言います。ジェリーと言えば、デザートで食べるプルンプルンしたものもジェリー(日本のゼリー)です。紛らわしいのですが。


そしてもっと紛らわしいのはアメリカではジャムは人によってはジェリー、デザートのジェリー(ゼリー)はジェロ(jello。正確にはJell-Oというブランド名)です。アメリカにいたころ、子供たちに特に人気の『ピーナッツバターとゼリーのサンドウィッチ』のことを始めて聞いたときは、そんな食べ物がこの世に存在することが不思議でした。ピーナッツバターの上にゼリーを乗せて食パンで挟む?


それは単に、ジャムとピーナッツバターのサンドウィッチのことでした。


さあ、今日でジャムづくりも終わりです。この調子で時間があっという間に過ぎていきます。気が付いたらクリスマス!ということもあり得ます。