9/09/2022

エリザベス女王が逝去されました。

 



スコットランドのバルモラル城で静養されていたエリザベス女王が、昨日逝去されました。昨日から、テレビでは女王関係の報道が多く、今日はBBCでは一日中放送されるそうです。

さっきは国会で議員たちが追悼の言葉を述べていました。それぞれの議員が個人的に女王と会った時の思い出などを語っていましたが、知らなかった女王の一面を見たような感覚と、「やっぱり思った通りの女王様だった。」という気持ちが重なります。

これまでのイギリスの君主の中では最も長く在位された女王様は今年ご即位70周年を迎えられたばかりでした。昨年4月最愛の夫君であったフィリップ殿下を失くされてからは健康も思わしくなく、国民の心配がとうとう昨日残念な結果になってしまいました。

この国には王制に対して批判的な人はいますが、エリザベス女王を個人的に批判する人はほとんどいないと思われるほど、女王の人気は絶大なものでした。何より女王としての「義務」をいつも優先し、イギリスの君主として、また英連邦加盟国(British Commonwealth of Nationas)である54カ国の首長としての功績は誰もが知るところです。

国民の多くにとってはエリザベス女王は唯一の女王であり、それぞれの人生の中で大きな部分を占めて来ました。

ご冥福をお祈りします。


昨日バッキンガム宮殿の正面にかかった二重の虹 


© Her Majesty Queen Elizabeth Ⅱ 2022


バッキンガム宮殿

             © Her Majesty Queen Elizabeth Ⅱ 2022