3/14/2015

物置のピアノ

昨日はロンドン大学で上映された日本映画「物置のピアノ」を観てきました。今回はロンドンしゃくなげ会(在英国福島県人会)会長の満山氏からお誘いをいただきましたが本当に感謝しています。素晴らしい映画でした。


 
 
下記はご案内の中からのコピーです。
 
 
◎映画『物置のピアノ』について
 ピアノに魅せられた17 歳の女子高生の揺れ動く青春と旅立ちの物語。震災から1年
後の福島県桑折町を舞台とし、桃農家を営む家族の絆の再生を描いた作品。2014 年
オーストラリア日本映画祭に公式作品として出品し、好評を得る。
監督:似内千晶
主演:芳根京子
製作:2014『物置のピアノ』製作委員会
(※プロデューサーのお一人である橘内裕人様は今回の上映に当たり来英予定)
 
震災の前にすでに撮影が始まっていた映画ですが、震災で中断されていたところを「今自分たちにできることは制作を続行することだった」という福島出身の橘内氏の言葉に動かされました。ですからこの映画は全て震災に焦点を当てたものではなく、震災前に他の土地に住む日本人と同じようにそこに暮らしていた人たちのそれぞれの人間模様、そして震災後、その影響を受けながらその土地に暮らす人々の生き方、考え方を同時に伝えています。そこがこの映画の特徴であり、また美しい画像に、特に日本から遠く離れて暮らす人には感慨深く感じられたことと思います。
 
 
 
 
 
 
会場は350人収容できる大きなレクチャーホールでしたが、満席です。
 
そしてこの日、個人的にも良いことがありました。何人かの私の大昔の友人、知人に会いました。行方がわからなくなってしまって、でも時々思い出す友人たちは「もう一生会えないかも?」と思っていた人たちです。再度住所を交換し合って、再会を約束しました。
 
皆さんにも是非見ていただきたい素晴らしい映画でした。