10/04/2018

映画「ザ・リトルストレンジャー」

‛ダウントンアビー’が映画になりました。テレビドラマとして世界中にファンを持つ‛ダウントンアビー’ですが、終了の際に「完全に終了の宣言」みたいな感じだったのですが映画は別みたい・・・・・下の写真は新聞に載っていた映画の記事です。グランサム伯爵の隣に立っているのはメアリー女王(現女王の祖母)です。





私の住むウィンズロウの町で去年撮影が行われた‛The Little Stranger’が封切られたので見に行ってきました。町の医者が、ある古い館のメイドを往診するところからストーリが始まります。ミステリー映画です。ウィンズロウの中心にあるマーケット・スクエアは(時々今でもマーケットが開かれます)この医者の診療室のある広場と建物の外観に使われました。(2017年1月8日の ブログをご覧ください)






さて、この‛The Little Stranger'が封切られてからの経過ですが、映画会社にとっては散々な結果になっています。見に行く人が異常に少ない!かなりの赤字映画になりそうです。

映画は最初から暗ーい雰囲気で、それが終了するまでずっと続きます。途中で私もため息が出てきました。ワクワクするところが全くない。早く終わらないかなーと思ったりしました。それでも隣に座っていた主人は瞬きもせずに見ています。

いつもそうですが、主人と映画を一緒に見た後はしばらく沈黙です。感想を言い合うのは少し後。今回は当然彼からはネガティヴな意見が出ると思っていました。

ところがこの映画は、表面でのみ理解するのではなく裏の裏を考えながら見なくてはいけないことを知りました。途中でも時々会話の中で「どうしてそういう言い方をするのかな?」という箇所はいくつかありましたが、単純な私はその陰に潜む意味を追求しながら見ることには至りませんでした。

The Little Strangerとは一体だれなのか?ついに最後まで明かされず、それは見た人が判断するしかないのです。でも考えれば考えるほどその答えが明確になってきます。

実に変わった映画でした。もう一度、見たらかなり違った解釈ができるかも?