10/07/2018

イングリッシュ・ブレックファーストと言えば簡単なのに。

最近はホテルの朝食のメニューに‛イングリッシュ・ブレックファースト’‛スコティッシュ・ブレックファースト’‛コッツウォルド・ブレックファースト’、またはホテルの名前のついたブレック・ファーストがあります。スコティッシュ・ブレックファーストはハギスが加えられていることもあるので例外かもしれませんが、要はこれらのブレックファーストはほぼ同じと考えていいと思います。

その基本はソーセージ、ベーコン、卵(スクランブルや目玉焼きなど好きな調理法を選べます)、トマト 、マッシュルームです。場所によっては、これプラスハッシュブラウン(アメリカから来たもの?)、ベイクトビーンズ(イギリス人の好物のひとつで大豆のトマト煮)、フレンチトースト(食パンを油たっぷりで焼いたギトギトトースト)などがつくこともあります。

でもでも、みんな同じなら‛イングリッシュ・ブレックファースト’で 統一すればいいのにと、思うのは私だけでしょうか?その理由を友人たちと話し合ったことがあります。その結果、ローカルの味を出すため、特別さを出すために単にイングリッシュとしないで狭い範囲の名前を使ったほうが聞こえがいいからと一同納得しました。でも、私はどうも完全に納得できません。それならメニューに、「ソーセージとベーコンは〇〇から。野菜は〇〇から」と書けばいいものを・・・・・そのほうがずっと信頼性があります。

先日、私の住む町ウィンズロウに新しくトルコ料理のレストランができました。そこは朝食もオープンしているというので、訪ねてくれた親せきと一緒に 日曜の朝に行ってきました。そのレストランでメニューにあったのが‛ウィンズロウ・ブレックファースト’です。

親戚の人は「せっかく来たのだからウィンズロウ・ブレックファーストにしよう。」と期待満々。それで、出されたのがこれです。




なんだ、普通のイングリッシュ・ブレックファーストではありませんか。その人はトマトが嫌いなので、トマトの代わりにマッシュルームを沢山つけてくれたようです。

でも期待外れ。別に何の特徴もない普通のブレックファーストにその親せきは腹をたてるどころか、可笑しくてクスクス笑いだしてしまいました。

特に高級なホテルの朝食で、ホテルの名前の付いたものは確かに特別なものが期待できるところがありますが、その他はみんな同じです。騙されないように。

明日から日本に行きます。大阪はまだまだ暑いようですね。北海道行きのトランクには少し冬物を、大阪では夏物を。この時期の帰国は着るものが多くなります。