東日本大震災から3年目を迎え、ロンドンのサザック大聖堂で追悼礼拝が行われました。日本聖公会東北教区から加藤主教がいらっしゃってアングリカン.コ
ミュニオンの多くの教会からの支援に感謝し、またウリッチ主教がカンタベリー大主教からのメッセージを読み上げるなどして震災の犠牲になった方々、また仮
設住宅で亡くなった方々への冥福を祈り、約1時間の追悼式は終わりました。
この写真は式が始まる前に撮影したものですが、生で聴く尺八の音色は大聖堂の隅々まで行きわたり大震災とは反対に心が癒されました。それは亡くなった方たちの魂から発せられる音色にも思えました。
加藤主教の言葉の中に「忘れないでください。」「覚え続けてください。」というのがありました。本当にそうだと思います。人間は経験から学ばなければいけ
ません。それを実行していないのは動物の中でも人間だけなのかもしれません。28万人に近いと言われる放射能汚染からの避難者のことを考えても、こんなこ
とは絶対に避けなければいけません。そのために最大の努力をしなければいけません。亡くなった方々、そして今でも避難所で暮らす方々、そしてこれから日本
に生まれてくる日本人のことを、世界人のことを考えれば、資源節約のためにたとえ私たちの使える燃料が半分になったとしても原発に頼ることは絶対に避けな
ければいけないと思います。