5/28/2016

ブティックホテルでのヴィーガンイベント ~ チェルシー.フラワーショー

先日のブログでヴィーガンのアフタヌーンティをご紹介しましたが、今日は同じホテルのイベントのことをお話ししたいと思います。

5月の末に毎年行われるチェルシー.フラワーショーは1912年から続いている多分世界一有名なフラワーショーでしょう。王立園芸協会が主催するこのフラワーショーには日本からの出展者も多く、今年も何人かがゴールドを取得しているはずです。私は2年に1度くらいの割で仕事で訪れるのですが、今回はこの期間のフラワーショー関係の仕事は無し。ちょっぴり淋しく思っていたところ、友人からのインフォメーションで「La Suite West-Hyde Parkでチェルシーのフラワーショーにかけたヴィーガンの夕べがある」と聞いて行って来ました。

イギリス在住の友人たちでヴェジタリアン/ヴィーガンではない人でも食好きはヴィーガン食に興味を持っている人が多く、今回もグルメ仲間と一緒に参加しました。サービス料込みで22ポンド50ペンスというのもロンドンでは格安の料金です。

まずはウェルカム.モックテル(アルコールなしのカクテル)は、ジャスミン.ティーとライムジュースにレモネードを加えたもの。いつもは私たちの食事会はHさんが幹事ですが(彼はB級グルメレストランを探し当てる天才です)、今回は私が幹事役。彼の感想がとっても気になっていたものですから、このモクテルを飲んだ時の彼の一声「うまいっ!」が聞けて一安心。ジャスミンの花が入っていて、今まで飲んだことがない味でした。




スターターは、エルダーフラワー、ビートルートとアボカドのサラダです。
 
 

 
 
メインはネトル(イラクサ)のピューレーと、ハーブ入りアーモンドフェタチーズのラヴィオリです。チーズと言っても、もちろん牛乳で作られたものではありません。ヴィーガン料理を作るのに初心者が一番苦労するのが、料理にコク、ウマミを出すこと。美味しいヴィーガン料理は、動物性スープや魚から取ったダシよりはかなり繊細で上品なウマミがあります。
 
 
 
 
 

 
デザートは薔薇の花びらのメレンゲが添えられたイチゴとローズヒップのタルトとです。メレンゲも卵で作られたものではありませんが、食感は全く変わりません。ナチュラルなバラの香りがほんのりと。
 
 
 

 
 
最後にシェフのニック.ハートランド(名前も素晴らしい!)が挨拶に現れた時は参加者から大喝采を受けました。
 
 
 
 
La Suite London-Hyde Parkではこのようなイベントが月に一回くらいの割で催されます。