8/06/2017

世界一高齢の家族の秘密:朝食と夕食にポリッジ

日本は猛暑が続いているそうですね。北海道育ちの私は夏でも小さい頃に30度になるなんていう経験はほとんどしていませんでした。今年はヨーロッパ全体も猛暑が報道されています。ローマでは43度を記録したとか! 

イギリスでは日中は気温が20度前後と快適ですが朝晩は冷えます。今朝も家から外を眺めていて「ああ、秋だなー」と感じましたが、まだ8月になったばかりでしたよね!今年の夏は一か月早く来て一か月早く終わりそうです。

さて、今日は新聞におもしろい記事が載っていましたのでご紹介したいと思います。このブログの題の意味は家族全員の年齢を合わせると、アイルランドのドネリー家の場合1,075歳68日と世界最高齢でギネスの世界記録に登録されたというのです。





農家で育ったのでいつも地元で採れたものを食べていたそうですが、彼らの本当の長生きの秘訣は毎日朝食、夕食に食べたポリッジ(オートミール)。つまり寝る前と寝た後のポリッジが長生きの秘訣だと言っています。






国際長寿センターがドネリー家の食生活を研究したところ、ポリッジは血圧を下げ、糖尿病に効果があり、悪玉コレステロールを下げ心臓病から体を守る効果があるという結果が出ました。ポリッジに使われるオーツ(カラスムギ)は、ヴィーガンに不足しがちなビタミンB12を多く含み、安眠の効果もあるそうです。

ドネリー家の1人は「地元のオーツがいいのだ。変に工場で手を加えたものではなく。」と言っていますが、スーパーで買うポリッジ用のオーツではだめなのでしょうかね? 更に「野菜だって肉だって地元の物でなきゃだめだ。」と言っていますので。

そうですね、本当に「新鮮さ」が一番おいしいし、体にいいのに決まっています。私もできれば野菜はイギリス産を買うようにはしていましたがロンドンに居た時はそれがなかなか難しいことでもありました。ところがウィンズロウに越してからは野菜の3分の1はロジャー(お隣さん)がアロットメントで採りたての野菜を持ってきてくれますし、べリー類や果物は娘の庭から持ってきますので、以前よりずっと美味しいものが食べられるようになりました。


昨日ロジャーが持ってきてくれた野菜です。
 





お礼に娘のところから持ってきたルバーブとプラムで作ったジャムを。ルバーブにジンジャーを入れておいしいジャムが出来ました。
 
 
 
 
 
 
300年前の文学者ジョンソン博士の英語の辞書には「オーツとはスコットランドでは人間が食べて、イングランドでは馬が食べるもの」と皮肉っていますが、オーツがそんなに体に良いものと知っていたら「オーツとは以前は馬が食べていたが、今は人間の長寿の秘訣」と書いたかも? これから寒くなってきます。朝はシリールに替えてポリッジを食べることにしましょう。