4/17/2014

イースター

昨日はミーティングのために久々にロンドンに出ました。お天気が良く、セント.ジェームズ公園の芝生にはたくさんの人がランチを食べたり寝そべったりして いて、ちょっと日本のお花見を思い出し、懐かしくなりました。私も早速テイクアウトを買って芝生に座りました。日本のお花見の食事の内容は私のサンド ウィッチにお水というものよりはずっと豪華ですけど。

さて、今週末はイースター.ウィークエンドです。4日間の連休が金曜から月曜まで続きます。金曜はキリストが十字架に架けられた日で、その後月曜に復活して天に召されるまでの4日間です。

昨 日ご近所の9歳と7歳の兄妹がマーガリンのタブふたつの中にカップケーキを入れて持ってきてくれました。自分たちで作ったそうで、タブひとつが私たち夫婦 に、もうひとつは息子夫婦のためにです(写真)。ケーキの上にチョコレートで出来た鳥の巣、そしてその上には卵が載っています。これはイースターエッグと いうものなのですが、昔は本物の卵に綺麗に絵を描いたりしていましたが、最近はチョコレートで代用することがほとんどです。昔、子供たちが小さかった頃は 金曜の朝、庭にこのイースターエッグを(チョコレートのほう。)を隠して子供たちに探させるということを毎年していました。このチョコレートは英国では イースターバニーと呼ばれるウサギが持ってくることになっています。

卵は‘復活’‘再生’のシンボルです。殻を割って出てくるひよこは正 にぴったりなシンボルですね。ですからそういう意味で卵はキリスト教が始まるずっと前からシンボルとして使われていたようです。時々お店でプラスチックや 金属性の卵も見かけます。それは中にお菓子を入れて子供たちに探させたりプレゼントしたりするものです。なんといっても一番高価な卵はファバジェ製で本物 の宝石から作られています。英国ではエドワード7世とアレグザンドラ王妃が大ファンだったとかで、ファバジェの品を集めていたそうですので、ロイヤルコレ クションの中にはそれらの卵がいくつもあります。

いつからそれらの卵がチョコレートになったのかはわかりません。日本のホワイトデーのよ うにメーカーが創りだした習慣かもしれません。本当は時間をかけて絵を描いた本物の卵がいいのかもしれません。でもずっと残る卵より食べてしまって終わり というのもいいかも.....と、最近家のものが多くなりすぎて処分に困っている私としては思うのですが。しかもご近所の子供さんが届けてくれたケーキは 99%ヴィーガンでおいしかったです(牛乳以外は卵を含め一切動物性は食べないそうです)。