12/01/2018

マーマレードツアー  その1

ブリティッシュ・プライドと共同で企画したマーマレードツアーは、最終的にお申し込みは2名様だけとなりました。昨年のクリスマスツアーの時はやはりお申し込みが最小催行人数に満たず一旦キャンセルになたものの、お申込みいただいた方から「行きたかったー。」という残念そうな声を聴いて、もう一度仕切り直しをして催行しました。

今回も申し込みされた 2名の方、そしてそれぞれの訪問個所で受け入れてくださる方々も楽しみにしてくださっていることもあり、移動手段、日にちを一日増やす以外はそのままの行程で催行することにしました。お二人のご了承を得て今日はツアーの報告をします。

人数が少なくなったので、専用バスの代わりに私がドライバーガイドとしてご案内しました。第一日目。湖水地方に向かう途中で思いがけず素敵なファームショップを見つけました。質の高い食料品 にショッピングムードがすでにスタート!







ツアーの最初の目的地は交渉の末、やっと実現したアイヴァン・デイさんの家です。国際的な食の歴史家として知られる彼の家は17世紀に建てられた農家です。13歳から始めたコレクションを見せていただきました。食に関する昔の絵画や本などお宝の数々・・・・











 昔ながらの方法で一緒にアイスクリームを作りました。暖炉のある暖かい部屋から庭に出て。冷凍冷蔵庫もなかった18世紀は、寒いところで作らなければならなかったのでしょうね。マーマレードの語源になったマルメロを入れた昔風のアイスクリームはどんな味?











やはりマーマレードを使ってアイヴァンさんが作ってくださったブレッド&バタープディングに添えていただいたアイスクリームは格別でした。

時代物映画やドラマでのテーブルセッティングや、そこに載せる料理を担当したり、世界中の博物館の特別展示のデザインなどで忙しくしていらっしゃるアイヴァンさんから直接レクチャーを受けられたことにお二人とも大感激。

次に向かったのは世界マーマレード・アワードの開催地であるダルメインの館です。館の奥様であるジェインさん自ら、プライベートのキッチンでマーマレードの手ほどきを。




昔のキッチン用具がそのまま並んでいます。マーマレードの皮を切る機械も。




出来上がったマーマレードは日本へのおみやげに。




キッチンにはヘイゼル・マコッシュ家の一員のドラの特別な場所がちゃんとありました。




ジェインさんのご家族と楽しいアフタヌーンティのひと時です。アンティークの食器が実によく合いました。




ジェインさん自ら案内してくださったセント・アンドリュース教会はヘイゼル家が建てたもので、ご先祖様が埋葬されています。




大昔の鍵を使ってドアを開けるジェインさん。




終日私たちのために費やしてくださったジェインさんに感謝です。特別な一日でした。

湖水地方を後にして、一行は次の目的地デンマンに向いました。また次のブログで報告させていただきます。

注)12月のはじめ、去年テレビ放送されたNHK番組のダルメインの暮らしに関するドキュメンタリーが再放送されるそうです。見逃した方は是非ご覧ください。