9/18/2016

ヴィーガン料理の修業から戻りました。

ヴィーガン料理の修業から戻りました。生まれて初めて料理学校に通いました。パン、パイからモロッコ料理、インド料理、タイ料理、サラダ....それはそれは多くの料理を教わりました。

今回通ったのはBathにあるデミュース(Demuths)というベジタリアンの料理学校です。Bathの中心、大聖堂のすぐ近くにある学校です。大袈裟な看板は無く、グレイのドアに名前が書かれているだけでしたが、ヴェジタリアン料理の世界では有名な学校です。




クラスは6名で先生のデモンストレーション後、二人が組になってお料理を作りました。それでは、その中からいくつかをご披露しますね!


使った野菜の種類は数え切れず....
 
 
 



先生のテーブルはデモンストレーション、味見の他時には料理に関係のないおしゃべりなど、すっかりくつろいだ料理教室でした。
 














まずはハーブを沢山使った野菜のダシの作り方から。このダシは、その日の多くの料理に使いました。
 
 
 





包丁の使い方も教わりました。
 
 
 

 
アーティチョークのファリナータ




 
カリフラワーのタブーレ 
 
 

 

ヤシの実と茄子のタジーン
 




トマトのグレイヴィー入り、ズッキーニとレンゲ豆のコフタ
ターカ.ダール(どちらもインド料理)
 





マンゴーとヨーグルトのデザート(豆乳のヨーグルト)



 
タイのレッドカレーとジャスミン.ライス




ズッキーニで作ったスパゲティ。





ベリーを載せたチョコレートとアボカドのタルト




フォッカチア。田植えのミニチュアみたいです。慣れているせいか(実際田植えはしたことはありませんが)、これだけは先生から「完璧!」と言われました。
 
 
 
 

この他、毎日最低5種類は作っていましたので、沢山教わりました。一日が終わるとぐったり。でも満足度は100%。毎日の終了はミーティングルームでの反省会。さすがヴェジタリアンの料理学校とあって、テーブルにはお花ではなく瓜が。日本のカボチャも美しい。





今回の受講生は男性3名、女性3名の6名です。年齢は22歳から65歳までで、アイルランド、マンチェスター、シェフィールド、ロンドンなど全国から集まりました。毎日ヴィーガン料理についてかなり色々広範囲に学ぶことができましたが、もうひとつ宝物を得ました。それはクラスメートです。年齢も性格も全く違う6名が集まって始めはどうなることかとちょっと心配しました。参加理由も、「ヴィーガンのおばあちゃんにおいしいヴィーガン料理を作ってあげたい」「いずれヴィーガンレストランを開きたい」「お肉、お魚料理はある程度わかるが野菜料理を手っ取り早く作りたい」「健康のため」と、さまざま。ところが全員一日目から意気投合。最終日には皆、別れがつらくて連絡先を交換しながら同窓会を約束しました。中にはすでにディプロマのコースに入学を決意する人も。

私に関して言えば、最終日には「あと5年後に皆さんを我が家にヴィーガン日本食にご招待します!」と約束してしまいました。「何故5年後なの?」と聞かれました。「4年では短すぎるので」と答えましたが5年でも短いかしら?でも私はこれから精進料理を勉強して必ず皆さんをご招待しますから気長に待っていてください!実は今回の6名は和食にすごく興味があって、色々聞かれました。その都度、曖昧な答えしかできなかった私。すごく反省しました。せめて自国の料理に関してはもっと知識を広めなければ。

彼らの日本食に関する知識も相当なもので、「日本にはウマミを出す昆布やシイタケなどが豊富なのに、何故鰹ぶしや魚を使わなければいけないのか?」と聞かれました。私も全く同感です。全ての物に魚のダシを使う必要はないと思います。

いつか日本でもっとヴェジタリアン・ヴィーガン料理が浸透し、料理教室に通ってみたいという方が増えたら、是非カルチャーツーリズムUKでヴィーガンツアーを企画したいと思います。